一人暮らしサラリーマンは何かと支出が多くなりがちですが、それでも月10万円を毎月貯金することが可能です。
手取り20万円と想定して、標準的な支出額を見ていきます。
家賃 | 6万円 |
水道・光熱費・ガス代 | 1万円 |
通信費(スマホ、Wi-fi含む) | 1万5000円 |
食費 | 4万円 |
交際費 | 2万円 |
奨学金返済 | 1万円 |
日用品・雑費 | 5000円 |
洋服代 | 5000円 |
合計支出 | 17万円 |
ざっとこんな感じでしょうか。
これは、車を持っておらず、任意保険にも加入していない場合の計算です。
この場合では、3万円しか貯金できません。しかも、これ以上切り詰めるのも難しい気もしますね。
では諦めるしかないのかというと、そうでもありません。
家賃は最も大きい固定費用
上記の例で一番の支出は、家賃です。なのでまずここを削ることを考えます。
家賃は固定費用です。なので、毎月お金がかかるわけで、これを削ることが出来れば長い目で見た時に大きな節約効果があります。
もし今家賃に6万円とかかけてるならば、引っ越したほうが良いと思います。
平均的なサラリーマンですと、平日の9:00~18:00あたりまで仕事だと思います。
ここで定時で帰れた場合の帰宅時刻を19:00とし、就寝時間を24:00としましょう。そうすると、家にいるのは「5時間+朝起きてから仕事に行くまでの1時間程度」です。
6時間、つまり1日の4分の1しか家で活動しない。
これは最低限の時間で、もしかしたら残業でもっと遅くなるかもしれません。
そして、仕事から帰ってきたら疲れてほぼ寝るだけですよね。つまり家はほぼ寝るためのものです。あとは自炊をする場所。
つまり、本来ならば最低限寝れて、キッチンがあればいい訳です。これに6万円以上払うのは、少し高すぎると思います。
もし家賃4万円のアパートに引っ越せば、それだけで1ヶ月2万円、1年に24万円の節約になります。
大企業の昇給でさえ1年に月1万円ほどなので、引っ越すだけで2年分昇給したことになります。
僕も大学時代は6万円以上する賃貸に住んでいましたが、ハッキリ言って無駄な出費だったと思います。確かに築年数が浅くて綺麗でしたが、6万円以上の価値があったかと言われれば疑問でした。
4~5万円程度の友だちのアパートの方が大学へのアクセスが良かったり、部屋が広かったりもしました。
家賃が安くて今よりも条件が良い物件はたくさんあります。少し面倒でも、そういった物件を探してみると家賃を削ることができます。
また、会社が家賃を補助してくれるような会社に転職するのも有効です。
その際、福利厚生面にちゃんと社員寮、借り上げ社宅制度などの住宅補助があるかどうか確認しましょう。
福利厚生で住宅補助があるのはかなりの助けになります。もし就職や転職を考えているならば、こういう面を疎かにしないことが大切です。
通信費は簡単に削れる
そして次に削るのにオススメなのが、通信費です。通信費も毎月かかる固定費用です。
正直、キャリアで契約していると通信費はバカ高いです。僕が3大キャリアを使用していた時は、1か月で1万円ぐらい払ってました。
通信費で1万円は、正直痛いです。
加えて、家にwifiを引いてたりすると、+5000円ぐらいの出費です。
しかし、通信費を簡単に削る方法があります。それは格安simに乗り換えることです。
格安simは、簡単に言えば3大キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)の通信設備を借りて通信サービスを受けられるようになります。
楽天モバイル、Yモバイル、ラインモバイルなど色々ありますが、これらの業者は全て3大キャリアから通信設備を借りて、私たち消費者に通信サービスを提供しています。
通信設備を借りてるので、維持費などが不要になり、それがコストカットに繋がっています。
3大キャリアに比べると通信速度は落ちますが、それでも問題なく動画を見たりネットサーフィンが出来ます。ゲームで高速な通信速度が必要な場合以外は、ほとんど気にならないレベルです。
むしろ、3大キャリアの通信速度が早すぎて、宝の持ち腐れになっていると言っても過言ではないです。
格安simにすると月々約2000円~3000円程度に通信費が抑えられます。それだけで月々8000円、1年で10万円ぐらい節約できます。
嫌な飲み会にできるだけ参加しない
行きたくない飲み会に参加しない勇気を持ちましょう。
もし月に4回飲み会に行っているなら、月に1回程度に減らせばかなり節約できます。
1回の飲み会で5000円程度使うとして、4回行くと2万円です。
月に1回しか行かないことで、1万5000円程度節約が可能です。
正直な話、嫌な飲み会に参加するメリットはあまりないと思います。特に、同じメンツで何回も行われている飲み会は参加しても得られるものがあまりありません。
飲み会が好きだったり、行きたい場合は行くのも全然ありですが、嫌々行っているのならば行かない勇気が必要です。
飲み会1回の費用はバカになりません。そしてその支出は行かないという単純な行動で減らせます。
支出を抑えたいなら、行きたくない飲み会は行かないようにしましょう。
他の支出で減らせるものを減らす
ここまで家賃を1万5000円に、通信費を8000円、交際費を1万5000円の削減で4万円ほど削減できました。しかし、これではまだ7万円ほどしか貯金できません。
上記の3つを減らして、やっと他の支出を減らします。優先順位を間違えてはいけません。
次に減らすのは食費です。これは簡単で、自炊しましょう。
自炊をすれば1日1000円で、栄養のある料理が作れます。
おすすめは卵料理です。安いしレシピも豊富で、なおかつ栄養価が高い。
頑張れば食費は月25000円ぐらいで済ませられます。これで月に8万5000円ほど貯金できます。
その他の出費は、個人の努力次第
ここまでの家賃・通信費・交際費・食費に関しては、今すぐにでも減らせます。
しかし、そのほかを切り詰めるとなると、個人の価値観に関わってくるので「減らせ!」とは言えないです。
洋服が好きな人は洋服を毎月買いたいだろうし、お酒やたばこを嗜む人もいるでしょう。
なので、原則家賃・通信費・交際費(飲み会代)を最大限抑え、食費を出来るだけ抑えることがポイントです。
特に、家賃に関しては出来る限り減らしたいです。住宅補助で3万円ほどに削減できるならば、手取り20万円でも月10万円貯金が見えてきます。
手取り20万円で月10万円貯金はこのように苦戦するかもしれませんが、もしそれ以上の収入があったり、奨学金が無かったりするならば、これまで書いてきたことをやるだけで達成できる数字です。
重要なのは、今まで書いてきたように「どの支出を減らせば効率よく節約できるのか?」を各々が考えることです。
そうやって自分で考えることで、次第にお金を無駄に使わない考え方、お金がたまる考え方が身につき、貯金が出来るようになります。
参考までに